作品詳細「ワン・ルーム」
題名 | ワン・ルーム | ||
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作者 | qury7 さん | 作品の出来(自己採点) | 10 点 |
本文(1200文字)
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作者の一言 | |||
※6月21日に、タイトルを変えました。こっちの方が、意味が二重になって、良いかなあ、と思い付きまして。 --- 掲示板にて駿河聖さんがリクエストされていた「ダークな話」を書こうと思ったのですが、書いてみたらちっともダークになりませんでした。残念なことです。 【宣伝】 「もう知ってるよ!」という方が多いかも知れませんが、掲示板にて第2回自主コンテストが開催されています。今回は投稿作品に縛りがあって、6/14~6/15に行われる投票でお題を決定するそうです。 興味のある方はぜひ、覗いてみてください。どうぞ宜しくお願い致します。 |
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カテゴリ | 指定なし | 投稿日時 | 2009-06-12 02:57 |
3人のお気に入りに登録されています
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この作品への感想文
>もこもこさん。コメントありがとうございます。
過分なお言葉を頂戴してしまい、嬉しいながらも、どこか申し訳ないような気持になってしまいます。いや本当に。僕の文章はそれっぽく見せてるだけで、上手くはないんですよ。レディメイドの数パターンを組み合わせて何とかかんとかやりくりしている、「激安!一か月着まわしコーディネート!」的なことなのです。例えが分かりづらいですね。
でもラストシーンは、自分でもけっこう気に入っています。取り澄ました文体でなら、こういうベタな落とし方も、ぎりぎりアリなんじゃないかな、と。西日の部屋で何かさせると、それだけでもう、無駄に切ないですよね。
上手いと思います。
やはり物を言うのは文章力でしょうか。
他の方もコメントしていますが、部屋が赤く染まる様が想像できるのがいいですね。
汐留ライスさん。ご感想ありがとうございます。
2年後、「ええ、初めは全然分らなかったんですが、写真が実に興味深くて、辞書を片手に読み耽りましたね。勉強、って感じじゃなかったな。ただ読みたくて読んで、それを続けたら自然と読めるようになった。そういう感じですね。はい、本当に感謝しています。今の僕があるのは、朝日新聞のお陰です」。
みたいな展開になったらハッピーエンドですね。それはそれでアリな気もするけど、最早ダークさの欠片も見当たりません。難しいことです。
切ないです。全くコミュニケーションが成立していないのに、気付いてすらいない。
きっと翌朝には朝刊が届いて、日本語に慣れていない彼は漢字とかなかなか読めなくて、
読み終える前に翌日の朝刊が届いてしまうのでしょう。切ないです。
西日の赤がビジュアルをイメージさせて、すごく絵的に切ないです。
けど確かにダークじゃないかもですね。
>駿河聖さん
ああ、すいません。書いてみたら全然ダークにならなかったので、掲示板の方には書き込まなかったんですが、感想などいただいてしまって。恐縮です。
猟奇的なスリラーですか。なるほど。そういうのも書いてみたいのですが、なんていうか、人が死んだり殺されたりするのって、うまく書けないんですよね。些細なことじゃないと、何処をとっかかりにしていいのか分らなくて。何か書けそうになったら、今度こそちゃんとダークなものを、頑張ります。
この話、思いついたときは「ものすごい切ない話だ!」なんて思ったんですが(この時点で既に「ダーク」という路線からずれ始めてますが……)、読み返してみると、なんか変ですね。スーパーに行ける人間が洗剤を知らないはずもないだろう、とか。普通に「洗剤」って言葉を使った方が良かったかもしれないです。それかもう一捻りして、白い粉が魔法の粉みたいになって無理矢理ハッピーエンドとか、「君」も外国人じゃなくて、実ははなんか、天使とかゾンビとかオオアリクイとかの、もっと変な存在にするとか、何か工夫が必要だったかも知れない、と、いま思いました。そうすると、ますますダークから離れていってしまいますが。難しいものです。
こんにちは。
掲示板のほうに書きこまれてなかったので、発見が遅れました。すいません(T_T)
qruy7さんの文体は、まるで人の気持ちのように繊細に揺れ動く独特なものですね。
十分ダークな作品に向いてると思います。猟奇的なミステリーとか、雰囲気でそうですよ。
今回、途中まで痺れながら読んでましたが、「いい香りのする粉」の正体に気がついたときに反動で笑ってしまいました。残念なことです。
とにかく、とても勉強になり楽しませてもらいました。ありがとうございます。