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		<title>1000文字小説 [1000moji.com] | つきさんの作品</title>
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		<description>1000文字以内、できれば1000文字ちょうどで書かれた超短編小説です。誰にでも気軽に書ける反面、制限された短さで表現しなければならない難しさもあり、上級者にも初心者にも楽しめる新ジャンル小説です。</description>
		<language>ja</language>
		<copyright>Copyright 2010</copyright>
		<lastBuildDate>Sun, 11 Jul 2010 16:41:40 +0900</lastBuildDate>
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			<title>蛇の家、その身体</title>
			<description><![CDATA[
「浅いです」

切れ切れの息の合間からでは聞き取りにくかろうと思い、もう一度言った。

「浅いです」

先輩は何も言わなかった。私の太腿の傷跡に目を落として、何か考えを巡らしている風だった。
不意に雨の音に気付いた。私達がじっとしていれば、この部屋はたちまち静けさに溺れてしまう。それが怖いから、先輩は私の肩を抱き寄せて、キスをして、服を脱がせにかかったのだと思う。きっとそうだ。... ]]></description>
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			<pubDate>Sun, 11 Jul 2010 16:41:40 +0900</pubDate>
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                        <title>あたし、及川なつこ、１０歳。</title>
                        <description><![CDATA[
マリオと世界を救うのも飽きたから、あたしは自分で世界を救うことにした。
とは言っても何をしたら良いかサッパリなので、おかんに聞くことにした。
（ちなみにあたしが母をおかんと呼ぶのは、方言というわけではなく、「かん」の突き抜けるような響きが好きだからだ）

「世界はどうしたら平和になる？」

そうね、とおかんは笑って答えた。

「娘が部屋の掃除をしてくれたら平和になるかしら」
... ]]></description>
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                        <pubDate>Sun, 07 Mar 2010 20:10:26 +0900</pubDate>
                </item>
		<item>
                        <title>mouth to mouse</title>
                        <description><![CDATA[
蜜柑が愛の実だと僕が知ったのは、つい昨日のことだった。


彼女はテーブルの真ん中にこんもりと盛られた蜜柑の山に手を伸ばした。
時折溜め息をつくみたいな、加湿器のふすん、という音が部屋に染みる。
それ、最近調子悪いの、という彼女の呟きが何だか所帯じみていて笑えた。
妻という言葉が頭に浮かぶ。
ついでに夫婦という言葉も。
………。
その思いの外、凛とした響きに僕は急にげんなりす... ]]></description>
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                        <pubDate>Tue, 09 Feb 2010 23:35:32 +0900</pubDate>
                </item>
		<item>
                        <title>one≦us≦two</title>
                        <description><![CDATA[
僕の感情はとうの昔に砂粒になって零れ落ちてしまったのかもしれない。
彼女が。
繋がっていたはずの彼女が突如消えてしまったというのに、あまり驚いていない自分がいた。

「これは夢か」

返事は自分の中から返ってきた。

違うよ、溶けちゃっただけ、あたし。



数分前まで彼女は僕の上でゆらゆら揺れていた、いわゆる男女の行為をしていた。
もうだめ、とか、嫌、とか、普段の態... ]]></description>
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                        <pubDate>Tue, 12 Jan 2010 11:50:32 +0900</pubDate>
                </item>
		<item>
                        <title>クロベエ</title>
                        <description><![CDATA[
中学生の時の話だ。
「舌だしのクロベエ」といったら、その名を知らない生徒はいなかった。
本名は黒津ゆうと。
周りからは黒津の黒をとってクロ、もしくはクロベエと呼ばれていた。
それではなぜ「舌だし」なのかと言うと、奴は人に怒られた時、おどけて舌を出す癖があったからだ。
その上いたずらを計画し、実行に移すのはお手の物だった。
教室中のチョークをコーラに突っ込んで溶かしたり、廊下に色とり... ]]></description>
                        <link>http://www.1000moji.com/content/5439</link>
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                        <pubDate>Thu, 03 Dec 2009 13:18:21 +0900</pubDate>
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		<item>
                        <title>i not wanna</title>
                        <description><![CDATA[
血は警告するために赤いんだと思う。
血が無色だったら、きっと誰も危機感を抱かない。
そんなことをぼんやり思いながら、僕は財布の中から絆創膏を取り出した。

ほら、手。

僕の呼びかけに、やっと君は指の血に気を留める。
ああ、うん、と緩慢な動作で手を差し出した。
僕は絆創膏のテープをはがし、傷口にそっと貼り付ける。


「ささくれって、何だか似てる」

君はそう言って、... ]]></description>
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                        <pubDate>Sat, 14 Nov 2009 14:50:37 +0900</pubDate>
                </item>
		<item>
                        <title>車輪の下のバレリーナ</title>
                        <description><![CDATA[
私が駅で待っているのは電車ではなくチャイコフスキー。
チャイコフスキーの産んだ美しい調べ、あるいは偶然性を帯びた音の寄せ集め。
一度序章が始まれば、私の足は勝手気ままに笑い出す。
そしてアン・ドゥ・トロワのリズムで舞台を飛び降りるのだろう。
白鳥になれなかった私は代わりに赤い羽を撒き散らして、四散する。


目の前を急行列車が通り過ぎて、さらわれかけた髪を耳にかける。
それをひ... ]]></description>
                        <link>http://www.1000moji.com/content/5119</link>
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                        <pubDate>Wed, 28 Oct 2009 22:55:57 +0900</pubDate>
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		<item>
                        <title>ボイス</title>
                        <description><![CDATA[
のあーは欠伸をした。
欠伸をすると、のあーは自己紹介をしたようになる。
つまり「のあー」と言っているように聞こえるのだ。

ついでだから全員を紹介しよう。
彼はのあーという猫だ。
私はユウという人間だ。
彼女はレイという人間だ。
私達は限りなく約分される。
ばらばらになってしまう。
因数としては種族の違い、有名度、感情の密度、その他大勢エトセトラ。
一度分類されたはずの私... ]]></description>
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                        <pubDate>Tue, 29 Sep 2009 19:18:07 +0900</pubDate>
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