作品詳細「全てに等しくに」
題名 | 全てに等しくに | ||
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作者 | 紫緑龍化 さん | 作品の出来(自己採点) | 20 点 |
本文(1000文字)
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作者の一言 | |||
1000文字ですね。珍しい。 思うに、タイプで好きになれるなら、それはそれで幸せに思う。 思うに、好きになる人を選べないなら、それはほぼ不幸にしかならない。 身の程知らずにも想い、それを抑えきれずに、ただ伝えたく、ただ後悔だけしたくなく、結果相手を傷つけてしまうエゴ、そこから抜け出せないないならば、無理にでもどんな手段でも自分を押し殺さねばならないと思うのに、不幸にも幸せにもその人が救いとなってしまえば、気持ちを押し殺すことが不可能になる。 心など無ければと思う、そう願う。 欲にまみれ、抗わず、言い訳をし、都合よく、そう出来たならと痛く感じる。 誰も誰かの代わりにはならないし、なってはいけないと知っているのに、その存在が重なって見える。 もうあんなこと繰り返したくはないのに、違う形でまた同じく傷つける。 ふるゆきのしろきよに すべてにひとしくに 私には出来ないことでも、変わらず同じく在り続けるしか出来なくても、そのようになりたいと思い、なれないことに苦しみ、また同じ場所、同じ時、繰り返しゆるやかに締め付ける。 だから好きな人以外が楽だと思う。 何があっても終わらせられても、「あぁそうか」と思うだけでいいから。 |
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カテゴリ | 指定なし | 投稿日時 | 2015-02-21 00:02 |
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この作品への感想文
この話の雪はとても優しく暖かな印象を持ちます。
「すべてにひとしくに」という言葉の効果でしょうか。素敵な言葉ですね。
苦い過去と失恋という切ない話ですが、その言葉によって読後感も良い作品だと思います。