作品詳細「スミレは青く」
| 題名 | スミレは青く | ||
|---|---|---|---|
| 作者 | ふらここ さん | 作品の出来(自己採点) | 20 点 |
|
本文(1171文字)
|
|||
|
タグ: 第8回掲示板でコンテスト |
|||
|
この作者の他の作品
一覧
|
|||
|
|||
| 作者の一言 | |||
| 第8回掲示板でコンテストに参加いたします。お題は「銃」を使いました。 http://bit.ly/anRn9u http://bit.ly/bfbo0w この事件にインスパイアされて書きました。 |
|||
| カテゴリ | 指定なし | 投稿日時 | 2010-07-15 15:28 |
1人のお気に入りに登録されています
この作品への感想文
5月さん
ご感想ありがとうございます。
コンテストでも非常に高い評価をいただきまして、誠にありがとうございました。
身に過ぎるとはまさにこのことで、アイスノンや冷えぴたを総動員してクールダウンしないと熱暴走しそうで身がもちません。
今回、コンテストでたくさんのご感想をいただきまして、やはり説明不足であったなあということは、痛感しています。
作品外で背景に触れることも、なんだかグレーゾーンな気が、後になって、ひしひしとしてきました。
5月さんに、空想を刺激されるとおっしゃっていただいて、ありがたく思うと同時に、読んでくださる方の想像に委ねるのは、周到な技巧を要することなのだと改めて思いました。
拙作には、少なくとも三点の改善すべき余地があります。
「エリックと僕とヴェロニカが同じ学校の高校生であること」「二人は、高校を襲撃しようとしていること」「僕がヴェロニカに指示した場所は高校ではないこと」、この三点を示唆する形ででも作中に入れるべきだったと考えています。特に最後の一点は、明らかに私の書き方が悪く、読み手の方に誤解を与えてしまいました。
とても嬉しかったのは、5月さんが、今回、想像してくださった主人公の想いが、私がそう読んでいただきたかった、まさにその通りだったことです。
暗示したことが、上手く伝わるとこんなにも嬉しいのだなぁと、実感しております。まさに、作者冥利につきます。
5月さんの読み解く力、豊富な想像力あってのことだとわかってはいても、によによと顔が緩んでしまうのが止められません。
ありがとうございます。
余談ですが、拙作は、ガス・ヴァン・サント監督の映画「エレファント」のヴィジュアルから多大な影響を受けています。
控えめに言っても、拙作の一億倍以上最高ですので、もしご興味がありましたら、是非。
コンテストが終わりましたのでようやく感想をつけることができます。
コンテストでは10のうち8か9くらいまでは書かれていないと評価には至らないようで、それに対しては別に少しも異議はないし残念でもないんですが、ふらここさんのこの作品にはもっと票が集まってもいいのになあとは思ってました。空想を刺激してくれ、またそれを許してくれるだけの余地がある作品は好きです。
主人公はヴェロニカを愛しているわけじゃなく、いいとこ同情どまりなのかなと思いました。そしてそれはエリックに対しても同様で。
主人公はただ悪い意味で優しすぎるせいで、ずるずるとエリックの憎悪に殉ずる道を選んでしまった。でも最期に何か人間としての善行を成したくて、ヴェロニカはたまたまその対象として選ばれただけだったのだという気がします。
とまあ、普通そこまで考えねーよ!というくらいに想像が走ってしまってさぞかし面食らっておられるでしょうが、一言で言えば『スミレは青く』超最高ってことです。ありがとうございました。